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けんかがはじまる 誰にも聞こえてはいけない 自分を隠す事も忘れ反射的に体は動いた 急いで 急いで 戸を閉めて 早く早く 誰にも聞こえてはいけない 大きな音 耳を塞ぐ 部屋の中はしっちゃかめっちゃか 大声で威嚇 壁にも穴があき この間のおつかいで買った あの急須 幸せになれるように願いを込めた急須 まっぷたつに割れてた
包丁は 新聞にくるんで隠した事を思いだし それだけはと 安心したのも束の間の事だったっけ
早く時間がたてばいいと想った 今日は こんなめちゃくちゃな日だけど でもきっと 今日だけだよと いつかは 終わると 辛く苦しいのは。。そうよ ただの今のこの 一時で、 永遠には続きはしないのだと 一時の我慢と、
歯をクイシバッテ耐えるのだと 優しく自分に諭した
涙は苦しいからじゃなかった 死にたいからじゃなかった 情けないからじゃ なかった
殺意が行き交い、 いつか、突然 静まる
体はぼろぼろになって ホフクゼンシン・・で 角部屋になんとか 冷たい板の上に横になり 泣きながら朝を待つ 体中が痛い
心はもう、手遅れだったけど
体が回復するまで ずっと眠り続けた
鏡は見てはいけない でもコンビニまでは出かけていった ガキが出歩くには 不自然な時間に出かけ帽子を深くかぶり、 朝の新聞配達のバイクの音だけを頼りに わけも分からず とりあえずしたこともない化粧をしていく 濃いめのファンデ 青ざめた顔色に血色をよくするリップ
それでもあざと 膨れあがった頬は
隠すことはできなかった 食らわなかった右目だけが頼り 片目だけで 視界は悪くいつもと違う街 急いで歩くけど 体中に痛みが走る
コンビニの明るい蛍光灯が見えると 安心した コンビニでは何でも売っていた ふくろいっぱいに かった
口の中が切れて生臭い 歯ブラシも買った
永遠に続く事じゃないのだと そう自分に言い聞かせた
逃げ出せれば良かったと 人は言うだろう 逃げ出せればどんなに・・・
でも その場に居合わせた者にしか分からない でも その場に居た者にしか分からない そんな・・想いが ある
心の中には 誰にも入らせない どんどん孤立していく 願ったり叶ったり 人の心なんて簡単にのぞくものじゃないさ 人の心なんて誰も理解できるものでもないさ
ソンナカンタンニ リカイサレルトオモッタラ オオマチガイデス
そんな言葉の意味をかみしめていた
理解しょうとしても 理解させる事、許さない そんな自分だけの 世界がある
忘れればいいと 過去の事だと・・・ 言い切ってしまえば 続かない世界
こんな感情の世界 終えることが出来ますか
全ては自分次第 今まで築いてきた 感情の世界 一人きりの世界・・
ふと 鏡を見るのは 未だに怖く 何かにおびえ続ける
繊細でも、神経質でも 本当はない 不安な事をうまく説明できない そんな世界で息をしていた愚かさも
理解されるのが怖かった 君に 理解されるふりをされる事も
ごめんなさい 誰も許せはしない 誰も信じられない
傷とも想いたくない傷跡 早くかさぶたになって やさしくなりたい やさしくいつも笑っていたい
記憶がきえるまで 続いていく世界 ヒトリヨガリノ世界
切り刻んだ 想いの統べても
このミミズ張りの傷も この白い腕も、
きっと、続かない世界に自分を生かしても
魂は救われない あの日の傷みだけが もう 私を 包んでしまっているのだから |
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