僕が狂ってるのか大人が悪いのか
筑紫 あなたの歌には、学校というものに対する反発や、それから大人のつくっているものが、
俺達を押さえ込もうとしているということに対するプロテストがすごくあるでしょう。
尾崎 そうですね。こうすることがいいんだって、頭ごなしに押しつけるというか、
何か大人達が子供を洗脳しようとしている姿というのが、すごく僕には見えたんです。
それを嫌だと思うのと、やっぱりそうしなくちゃいけないんじゃないか
〜言い換えれば、本当は自分の頭は狂っているんじゃないか。
いや、本当は俺の方が正しいんだという葛藤が永遠に続いたみたいな感じがしていたんです。
筑紫 尾崎豊という、変なふうになりそうな人じゃない人がそういうふうになっちゃうわけね。
放っときゃ、多分なあなたはすごく勉強好きで・・・・・・。
尾崎 ええ。中学の時はすごい勉強家だったですね。でも、やっぱり勉強することに面白みがなかったんで、
先生に反発した。テストの勉強が全てじゃないだろうという気持ちはすごくあったんです。
生徒会長とか、そういう役員をずっとやっていたし。
筑紫 ああ、ほんと?
尾崎 それがおかしいんです。高校に入っても成績も悪い方から数えた方が早いぐらいにいなっても、
僕は高校の三年間、ずっと学級委員だったんです。
筑紫 それは選挙制なわけ?
尾崎 みんなで投票するんですけど、みんな僕の名前を書くんです。それぐらい僕が、
先生に対して発言していたからだと思うんですよね。中学の時にも高校の時にも先生に聞きましたね。
あなたは、ポリシーがあって授業をしているのかみたいなこと。先生はみんなたじろぐんですけど、
まわりの生徒がだれものってこないんですよ。そんなこと、べつにいいじゃないのって。
先生は先生でやっているんだし、あなたはそう思うんだったら自分で面白いように、
自分で勉強すればいいじゃない、とかね。みんな諦めているというか、変に大人っていうか。